ゼンハイザーの True Wireless イヤフォンです。
2018年8月 の発売後、年末にようやく入手して10ヶ月使用後のレビュー。

音質

すばらしい。ワイヤードの 1万円 クラスと遜色ないんじゃないかと。
ソニーの MDR-EX650 がコスパ最高で長年愛用していましたが、低音から高音まで気持ちよく鳴らしてくれます。
もともと、ワイヤレスリスニング環境としては長年、ソニーの BT レシーバー DRC-BTN40 と組み合わせて愛用していましたがいい意味で、ソニーのドンシャリ傾向の音に比べ、広い音域でバランスがいいのでジャンルを問わずに音楽に没入できます。
ノイズについては、やはりワイヤードのタッチノイズがなくなることの快適性はそれだけでも価値があります。

遮音性についても、ノイズキャンセリング機能は搭載されていませんがカナル型として充分に外音を遮断してくれます。駅ホームなど大きな環境音は当然聞こえますが、周囲の会話などはまったく気になり聞こえません。
なお、右イヤフォンを 2回 タップすることによるトランスパレントヒアリング (外音取り込み) 機能によって、イヤフォンを外さずともイヤフォン内蔵のマイクから周囲の音を取り込むこともできます。コンビニでの支払いなどでうれしい機能ですね。

オーディオ遅延ですが、iPhone とは AAC 接続ですが、個人的には Youtube などの動画閲覧でも気になりませんでした。AptX LL に対応した Android などではより低遅延で聴けるはずです。

接続性

ワイヤレス、特に True Wireless イヤフォンの場合、左右のイヤフォンの接続が切れてしまう問題がよくあるかと思います。
SENNHEISER MOMENTUM True Wireless はさすがの NFMI 対応で、左右で途切れたことは一度もありません。
イヤフォンとスマホ間についても、電車内、東京駅や新宿駅などのターミナル駅改札、地下鉄ホームなどでも途切れることはありません。いつも使っているコインパーキングのゲート周辺では途切れることがあるので、2.4GHz 帯の干渉が起こることがないわけではありませんが、他人の Bluetooth 機器の影響はほとんどないほど安定しているといっていいでしょう。

バッテリーの持ち

カタログスペックは連続再生時間 4時間、ケースに入れることで最大 12時間。
通勤・通学の片道1〜2時間 + 休憩中などの1〜2時間使用であれば、帰宅時に充電すれば特にバッテリー切れを起こすことはありませんが、飛行機などの移動では厳しいものがあります。
ケースの充電には 1.5時間 かかるので、そういう状況のときはモバイルバッテリーなどで聴きながらケースの充電をしたほうがよさそうです。

フィット感

付属のシリコンイヤーパッドは L / M / S / XS と 4種類 付属しています。
少しイヤフォンの大きさと重量は気にはならないものの、ワイヤードイヤフォンに比べるとさすがにかさばるため、少しきつめのパッドを使った方がフィット感はいいです。走っても落ちる心配がありません。
付属のものでちょっとイマイチという場合は、他社のイヤーパッドで Sound Wave のシリコンイヤーパッド やシリコンとウレタンのハイブリッドパッド New Bee など試してみてはどうでしょう。 定番の Comply はちょっと高いですね。

まとめ

価格レンジとしては ¥33,000 前後ということでお高い部類に入りますが、ゼンハイザーの名に相応しい高音質の True Wireless イヤフォンです。